アラブ競馬はその役目を終えた
2012-01-10
戦前戦後の日本競馬を支えてきたアングロアラブの馬達ですが、
サラブレッドの台頭により中央競馬から徐々にその活躍は減っていきました。
バブル崩壊後はその衰退を加速させ、地方競馬でもレース開催数は減っていきます。
レース数が減ってくれば賞金も減っていき、パイ全体が縮小していきます。
当然年々と生産頭数も減っていき、負のスパイラルが形成されます。
もっともこれはアングロアラブに限ったことではなく、
近年の長引く経済不況の中ではむしろサラブレッドにも当てはまり始めたことではありますが。
それでもアラブ競馬を続けていこうという一部地方京成杯予想場の存在があり、
2009年まで福山日経新春杯第59回場ではアラブ競走が開催されていました。
ただ、2005年には最も多くアングロアラブの数を保有していた福山競馬場でさえ、
登録頭数は40頭を割り込んでいたというのが現実です。
しかも、地方競馬も経営が苦しくなると中央アメリカJCCとの交流に目を向けざるを得なくなり、
福山市議会でもサラブレッドの導入が委員会で決議されます。
この時に実質的にはアラブ競馬はその役目を終えたのです。
アングロアラブという種は、アラブとサラブレッドの交配種であり、
品種としては中途半端な存在ということにはなります。
2010年末時点では国内のアングロアラブ登録数は遂に1頭となりました。
残念ながら近いうちに公式にはその存在は消滅することになります。
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